東芝、スイス子会社を上場計画 社長再任議案、89%賛成

 東芝は3日、スマートメーターと呼ぶ次世代電力計を手がける子会社のランディス・ギア(スイス)が、9月までにスイス証券取引所へ上場する計画だと発表した。並行して他社への売却も検討し、交渉がまとまれば上場手続きを中止する。東芝は負債が資本を上回る債務超過に陥っており、売却益は財務改善に役立てる方針。

 ランディス・ギア売却をめぐっては、日立製作所と英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなど複数の企業が買収に名乗りを上げたが、金額面で折り合いがついていない。上場する場合、東芝が6割を出資するランディス・ギアの持ち株会社が株式を公開する。

 一方、東芝が6月28日に開催した定時株主総会で、綱川智社長の取締役再任を決める議案への賛成割合が89.00%だったことが3日、分かった。同社が関東財務局に提出した臨時報告書で判明した。賛成率は前年の87.06%を上回り、「信任」のボーダーラインとされる90%近くに達した。ただ、取締役9人の中では最も低かった。

 株主総会で決算報告ができなかった東芝は、8月1日付で東証1部から同2部に降格することが決まっている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ