日中の戦いは?雨後のタケノコのように増える中国の産業ロボット 笛吹けど踊らずの業界事情

 【ビジネス解読】

 中国の産業用ロボット市場が活気づいている。2013年以降、中国の産業用ロボットの導入台数は世界一となり、労働者の賃金高騰と人手不足に伴う市場ニーズは高まる一方だ。地方では、新規参入企業が増え、中国政府は20年までに国際市場で競争力を持つ3~5社のリーダー企業を育成することを目指す。

 ところが、肝心の産業用ロボットメーカー側からは、威勢のよい声が聞こえてこない。技術力では日本勢に大きく水を開けられており、地方で雨後のタケノコのように増え続けるロボットメーカーの経営基盤が懸念材料だからだ。業界の雰囲気は“笛吹けども踊らず”となっている。

 人民網によると、5月16~17日に浙江省で開かれた「第4回中国ロボットサミット」では、期間中の契約プロジェクト件数が26件、契約総額は368億7400万元(約6000億円)に達した。

 このサミットは、中国の工業・情報化部(省)、科学技術部(省)などが指導し、浙江省政府が主催した。会場では、産業用ロボットだけでなくスマート工場、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)など、先端技術が披露された。

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