東芝、米WDとトップ会談 膠着の半導体売却 WDから譲歩案

 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却をめぐり、提携先の米ウエスタン・デジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)が9日、都内の東芝本社で綱川智社長と会談した。WDから譲歩案の提示はあったが、妥結するには至らなかった。

 東芝は会談後、「買収に関する考えを聞いたが、懸念が払拭されるものではなかった」(広報部)とコメントした。WDは東芝メモリの他社への売却を認めず、自らの株式の過半取得にこだわってきたが、産業革新機構などの「日米連合」に合流する新たな譲歩案を提示したとみられる。

 東芝もWDに一定の譲歩があったことを受け、調整を継続する方針だ。東芝は6月後半までに売却先を決める考え。WDとの溝が埋まらなければ、好条件を示す米半導体大手のブロードコムが有力候補になるとの見方が強まっている。

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