三菱UFJ、異例の頭取交代人事の裏 専門家は行内の派閥争い指摘
わずか1年での頭取交代の裏に何があったのか。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)傘下の三菱東京UFJ銀行で、小山田隆頭取(61)の退任が正式発表された。健康問題が理由というが、「グループトップの高いハードル」「金融庁と三菱有力OBの板挟み」などがあったとも報じられた。専門家は行内の派閥争いについても指摘する。
「辞任は『体調が悪化し、職責を果たすことに支障を来しかねない』という本人からの強い申し出によるものだ」。24日の記者会見で三菱UFJFGの平野信行社長はこう説明した。後任の頭取には三毛兼承(みけ・かねつぐ)副頭取(60)が就くことも発表された。
突然の退任について注目すべき報道をしたのが25日付の日本経済新聞だ。《グループトップの平野氏は高いハードルを設ける一方、責任感の強い小山田氏が十分適応しきれず憔悴していたとの証言が複数ある》と伝えた。
三菱東京UFJ銀行をめぐっては、行名から「東京」の文字を外すことが決まったばかり。さらに三菱UFJ信託銀行の法人向け融資業務を三菱東京UFJ銀行に集約するなど矢継ぎ早の改革を打ち出している。



