「ヤメ弁」ベンチャーに転身 転職支援業界に飛び込んだ若手弁護士の場合は

 【経済インサイド】

 ロッキード事件を捜査した堀田力氏など検事を辞めて弁護士に転じた人は「ヤメ検」と呼ばれている。これに比べると、弁護士を辞めて民間企業に再就職する“ヤメ弁”の認知度はまだまだ低いものの、一定数が存在するのは確かだ。一般的には大手企業の法務部に所属するケースが多いが、最近は若手を中心としてこれまでにない道を歩む事例が出てきた。向かった先はベンチャー企業だ。

 積極的なテレビCMの展開によって、社名とブランドの認知度が一気に高まっているビズリーチ。事業内容は転職支援サービスで、業容拡大に伴い中途採用に力を入れる中、異色の経歴を誇る社員が昨年入社した。業界大手の西村あさひ法律事務所に勤め、M&A(企業の合併・買収)業務や海外展開の支援などに携わってきた、小田将司さん(32)だ。

 小田氏は東大法学部出身。1年次は野球部に所属し神宮球場でのリーグ戦に出場したこともある。しかし、一流選手の技量を目の当たりにして、自信の力不足を改めて痛感。「勝負できる領域に進みたい」という思いが募り、弁護士を目指した。4年時に司法試験に合格、平成20年から同事務所に勤務し、企業法務に従事した。

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