高齢者による運転事故を防止する人間工学 ペダルのオフセット(位置調整)問題を解決

 筆者は豊かな日本のために、日本の基幹産業である自動車メーカーを応援したい気持ちが強くある。だがしかし、それよりさらに優先すべきはユーザーにとって本当に安全で使い易い道具であることだ。そこをおざなりにしたままでコストだブランドだと言っても、本当に強い企業にはなれない。

 理想を言えば、どのメーカーのどのクルマを買っても変なものではなく、誰もが楽しく安全にクルマのある生活を楽しめることだ。そのためにはユーザーもぜひ、ペダルのオフセットについて考えてみてほしい。ショールームに行ったら、シートをしっかり調節して、ブレーキペダルを踏みながら上体を捻って、それでもしっかりブレーキペダルが踏めるかどうかぜひとも試してほしい。そこには予想外に大きな差があることが分かるはずである。

■筆者プロフィール:池田直渡(いけだなおと)

 1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。取次営業、自動車雑誌(カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパン)の編集、イベント事業などを担当。2006年に退社後スパイス コミニケーションズでビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。現在は編集プロダクション、グラニテを設立し、自動車評論家沢村慎太朗と森慶太による自動車メールマガジン「モータージャーナル」を運営中。

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