ロッテ創業者長男、経営刷新求め株主提案 “お家騒動”の出口見えず

 ロッテホールディングス(HD)元副会長で創業者長男の重光宏之氏は21日、6月下旬に開催予定の株主総会に向け、副会長の次男、昭夫氏ら経営陣の刷新を求める株主提案をしたと発表した。平成27年以降、経営権をめぐる骨肉の争いが続いている。

 株主提案は自身を含む4人を取締役に選任するよう求めるのが柱だ。議決権の約3割を持つ従業員持ち株会の判断が成否の鍵を握っており、過去3回の株主総会ではいずれも退けられている。

 昭夫氏は今月17日、韓国前大統領の朴槿恵被告への贈賄罪で韓国検察に起訴された。宏之氏は「従業員も事態を憂慮していると思う」と述べ、持ち株会からの支持獲得に自信を示した。ただ宏之氏もロッテグループから報酬を不当に受け取ったとして横領罪で韓国検察に起訴されている。

 ロッテHDの経営権をめぐる“お家騒動”は、いまだに解決に向けた糸口が見つからないままだ。

 ロッテHDは、菓子やアイスのほか球団経営も含めて一般消費者向けの商品やサービスが多い。一連の混乱でブランドイメージが毀損(きそん)すれば、業績に悪影響を与えかねない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧