USJ、悲願の「ディズニー超え」現実味 任天堂エリアが鍵

 東京ディズニーランド・ディズニーシー(千葉県浦安市)とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)について、それぞれの運営会社が3日、平成28年度の入場者数を発表した。USJは3年連続で過去最高の1460万人。合計で3千万人だった東京ディズニーランド・ディズニーシーの半数の1500万人まで目前となり、悲願の「ディズニー超え」が現実味を帯びてきた。

 USJは数年前までは不振を極めており、22年度には入場者が750万人まで落ち込んだ。しかし、26年の人気映画「ハリー・ポッター」の新エリア開業のほか、アニメやゲームなど映画にこだわらないアトラクションを相次いで投入して人気が復活した。

 29年度も人気キャラクター「ミニオン」をテーマにした新エリア「ミニオン・パーク」などが登場予定。さらに、32年までに任天堂の人気キャラクター「マリオ」などが登場する新エリアも開業する。運営会社のジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)は「任天堂エリアであと300万人は入場者を増やすことができる」と話しており、入場者増の起爆剤になると期待されている。

 ディズニー側も手をこまねいているわけではない。東京五輪が開催される32年までに2500億円の大規模投資で巻き返しを図る。USJは、近年のほとんどの戦略を発案し、「V字回復の立役者」と呼ばれた運営会社の森岡毅元執行役員が今年1月末で退社したことで、今後の懸念がささやかれる。日本を代表するテーマパークの集客争いへの注目度は増すばかりだ。(藤原直樹)

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