トヨタ 世界販売首位陥落 5年ぶり 中国でVWと差開く

 トヨタ自動車が30日発表した2016年のグループ世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)は前年比0・2%増の1017万5千台だった。一方、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は3・8%増の1031万2千台となり、トヨタが5年ぶりにトップから陥落した。VWは初の世界首位となった。世界最大の自動車市場である中国の販売台数差などが勝敗を分けた。

 16年は中国販売で勝るVWとの差を、主力の米国販売でトヨタがどう補うかが焦点だった。16年の中国販売はトヨタが121万4千台、VWは398万2千台と、ともに過去最高だったが、トヨタはVWに3・3倍もの差を付けられた。

 トヨタは主力の米国で巻き返しを目指したが2%減と苦戦。原油安で得意とする燃費に優れた乗用車販売が伸び悩み、中国市場でのVWとの販売差を最後まで詰めきれなかった。

 VWは15年も中盤までトヨタを上回っていたが、9月に発覚した排ガス不正問題で失速。トヨタが22万台差で4年連続の世界首位を維持した。トヨタは17年の世界販売計画を1020万台としており、VWとの競争は一段と激化しそうだ。

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