進化するネットスーパー 専用フロアで効率化 商品ロッカーの設置も

 インターネット経由で生鮮食品や日用品の注文を受け、最寄りのスーパーから届ける「ネットスーパー」に流通各社が力を入れている。忙しい共働き世帯などを中心に店が開いている時間に買い物に行けない人の利用で、会員数や売り上げが増えているからだ。各社とも受け取り方法の多様化や配送商品を増やすなどサービスを拡充して、顧客の囲い込みを図っている。

 西友は17日から、通常店舗とネットスーパー専用のフロアを併設した新型店の西友豊玉南店(東京都練馬区)の稼働を本格的に始めた。これまで従業員が買い物客に混じって売り場で注文を受けた商品を選んでいたが、飲料や菓子など特に注文が多い商品を2階のネットスーパー専用フロアに一定量を保管することで作業を迅速化。1階の通常店舗で販売している生鮮食品の注文とあわせ「20%から30%効率化できる」(ドットコム事業本部の寺本中新サービス企画ダイレクター)と期待する。

 このほかにも、昨年9月からはネットスーパー専用のロッカーやサービスカウンターで注文を受けた商品を保管し、受け渡すサービスの導入も進めている。

 グループ全体で36都府県の約300店でネットスーパーを展開しているイオンは共働き世帯だけでなく、高齢者世帯の買い物支援としても力を注ぐ。電話やFAXでも注文可能な商品が記載されている専用カタログを発行。パソコンやスマートフォンなどのインターネット環境がなくても利用ができるほか、薬剤師対応の店舗では医薬品の宅配も実施している。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ