危ういワンルームマンション投資 新築も中古も売れているが…

 【マンション業界の秘密】ワンルームマンションがよく売れているという。純粋に不動産投資の視点から見ると、極めて不安定なシロモノで私からすると首をかしげたくなる。

 まず、投資利回りが低い。新築のワンルームマンションなら3%台がザラだ。単純に考えて、投資資金を回収するのに30年以上かかる。30年後には、立派な老朽物件になっている。

 しかも、よほど立地が良くないと空室リスクが避けられない。そうでなくても、全国的に賃貸住宅の空室率は2割だと言われている。

 その通りに計算すると、グロス利回りが3・5%のワンルームは、計算上2・8%になってしまう。

 さらに入居者を見つけてもらうために、仲介業者にADと呼ばれる広告料を払う慣習が定着してしまった。これが家賃の2~3カ月分。それだけではない。最近では入居から1~2カ月の家賃をタダにするフリーレントも増えてきた。

 そういうことを合わせて考えると、長期スパンで見れば利回りは2%あるかないかになってしまう。

 しかも、物件自体の値下がりリスクまで背負い込む結果となる。つまり、投資商品としてはかなり危うさを内包しているのがワンルームマンションなのだ。

 これが、新築も中古もかなりの売れ行きだというから、世の中はバブルなのかもしれない。

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