ワタミ惨敗 魚専門店やちょい飲み店躍進、チェーン居酒屋ジリ貧の日々続く…

 【経済インサイド】

 「和民」に代表される総合チェーン居酒屋が“冬の時代”に突入している。若い世代を中心にアルコール離れが続いているうえに、消費者のニーズが多様化し、焼き鳥や魚料理などに特化した専門型の新業態店や、ファミリーレストランなどが手がける“ちょい飲み”との競争が激化し、客を奪われているからだ。総合チェーン居酒屋を展開する各社は、不採算店の閉鎖や新業態の開発、訪日外国人客需要の取り込みなどを急ぎ、復活を図っているが、先行きはいばらの道が続きそうだ。

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 「お客さんが少ないから暇なことが多いですよ」。東京都内の「和民」の店舗でアルバイトをしている私立大学2年の男子大学生(20)はこう明かす。

 ワタミの既存店の売上高や来店客数は低迷が続いている。客数は今年7月に平成24年6月以来3年ぶりにようやく前年同月を上回り、10月も2.4%増となったが、11月は再び6.9%減に沈んだ。

 売上高に至っては、平成24年3月以来前年割れの状態が続いている。

 低迷が続く現場の混乱は提供するメニューや価格にも現れている。

 価格面では、平成26年4月の消費税増税にあわせて、主力業態の「和民」で国産食材にこだわったメニューなどを打ち出し、単価15%引き上げたが、わずか1年で撤回し今度は10年ぶりの値下げを断行した。

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