甘利TPP担当相会見詳報(1)「もう1回閣僚会合を開けば決着ができる」

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は7月31日(日本時間8月1日)、米ハワイ州マウイ島で最終日(4日目)の協議を開き、交渉内容の大筋合意を見送った。閣僚会合閉幕後、甘利明TPP担当相は単独記者会見を開いた。その詳報は以下の通り。

■もう1回閣僚会合を開けば決着ができる

 当初は1日の午後3時(現地時間)から開催される見通しだった甘利氏の会見は、交渉が難航し閣僚会合の開始時間も遅れたことで、午後6時半から始まった。夜通し行われた交渉もあってか、若干疲れた表情を見せる甘利氏が現れ、会見が始まった。

 甘利氏は「28日から31日までの4日間、ハワイで閣僚会合が行われ、交渉は大きく前進した。しかしながら、いくつかの限られた論点について引き続き協議が必要との結論に達した次第であります」とあいさつ。

 続けて、ルール分野で物品貿易、投資、環境、金融サービス、リーガル、紛争処理などの未決着の交渉分野について「交渉をまとめることができた」と説明。最大の課題となっていた「知的財産」についても、「多くの論点について決着させることができた」と、成果を強調した。さらに、市場アクセスについても「多くの国との間で交渉を相当前進させることができた」と付け加え、交渉が大きく進(しん)捗(ちょく)したと訴えた。

 一方で、「一部の国の間の市場アクセス交渉、それから知的財産分野の一部について各国の利害が対立し、交渉を終結させるには至らなかった」と、大筋合意できなかった理由を簡潔に述べた。

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