【ビジネスの裏側】出世するのは「チャック女子」ばかり? キャリアウーマンが語る女性登用の実態:イザ!

2014.10.10 08:00

【ビジネスの裏側】出世するのは「チャック女子」ばかり? キャリアウーマンが語る女性登用の実態

■人材確保の重大課題

 少子高齢化の影響で15歳以上65歳未満の生産年齢人口の減少が続く日本。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の効果で景気が上向き、すでに小売りや飲食、建設などの業種で人手不足が目立っている。今後10年で、団塊世代が後期高齢者となり、「多くの企業で社員の3人に1人が介護を抱える」(東レ経営研究所の渥美由喜・ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)との指摘もある。

 つまり、企業にとっては女性や高齢者、外国人を含めた人材の多様性と柔軟な働き方を受け入れる「ダイバーシティ」が、実力ある人材を確保するうえで重要な課題となっているのだ。

 現状では、女性の6割超は第一子出産後に仕事を辞めているとされる。岡島さんは、「多様性のある組織運営は複雑で難しいが、いろんな考え方や発想が入り交じるためイノベーションによる成長が期待できる」と主張した。

 ■地に足のついた女性活躍を

 フォーラムには約600人が参加。若手や管理職ごとの分科会でも議論が繰り広げられ、参加者は年代や国籍などによってキャリアに不安を抱いていることが浮き彫りになった。

 「日本人と同じように仕事をしないといけないと悩んでいた」と話すのは、クボタ人事部で韓国籍を持つ黄善敏(ファン・ソンミン)さん(27)。フォーラムに参加して「日本人とは異なる考え方を仕事に生かすこともできると、前向きに考えられるようになった」と話した。

 社内に結婚、出産して働き続けている先輩がいないことに不安を抱えていた帝人グループの女性社員(31)は「他社の若手社員とライフプランを話すなかで、自分の軸をもって仕事も人生も考えないといけない」と気付いたという。

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