【開発ヒストリー】「貝印」と「クックパッド」のコラボで生み出したモノとは:イザ!

2014.9.21 09:27

【開発ヒストリー】「貝印」と「クックパッド」のコラボで生み出したモノとは

 かみそりや調理器具の製造販売を行う貝印が、ハロウィーン向けに「型抜き」や「焼き型」などの製菓用品を開発し、9月から販売を始めた。かわいらしい絵柄のクッキーを大量に作れるほか、小さめのホールケーキ型を用意するなど、少人数で食べたい家庭のニーズにも応えた。同社が「ありそうでなかった」と胸を張るこの商品は、日本最大の料理レシピサイトを運営するクックパッドとの二人三脚で生み出された。

 「製菓用品を一緒に開発しませんか?」。昨秋、貝印で商品本部副本部長を務める執行役員の上保(うわぼ)大輔さんは、クックパッド広告事業部の今田敦士さん(現プレミアム新サービス開発室長)に呼びかけた。

 貝印といえばかみそりのイメージが強いが、今や国内売り上げの3割が製菓用品を含む調理器具で占められている。だが、調理器具は消費者ニーズをつかみにくく、ヒット商品を生み出すのは至難の業だ。

 「ニーズをきちんと把握し、販売を拡大するには、自分たちだけで考えるのではなく、他社との協業にも意欲的に取り組むべきだ」。上保さんは、つねづねそう考えていた。