「NISA」を始める前に… 投資意識、チェックシートで確認を:イザ!

2014.6.24 11:15

「NISA」を始める前に… 投資意識、チェックシートで確認を

 年100万円までの株式などへの投資に対し、売却益や配当への課税が免除される「少額投資非課税制度(NISA)」が導入されて半年。日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会東日本支部の金融研究会は「まず、NISAを利用することは投資であることを知ってほしい」と、口座開設前に投資活動に向けたポイントを確認するチェックシートを作成。これから始めたい人はチェックしてみよう。(平沢裕子)

 ◆11金融機関を調査

 同研究会は、会社員や団体職員、主婦など約20人による消費者グループ。金融に関する勉強会などを開催するほか、毎年1つのテーマを掘り下げて調査、論文としてまとめている。平成25年度は、適切な情報開示のあり方としてNISAをテーマに、金融機関のホームページ(HP)がNISAについて「お得」や「有利」を強調した情報提供になっていないか調査した。

 対象は、大手銀行と証券会社(ネット証券含む)の計11金融機関。NISAは「投資初心者の裾野拡大」などを目的とした制度とされるため、投資の知識がない消費者がHPを閲覧することを前提に、口座開設への誘因▽コスト情報▽投資リスク▽非課税効果▽デメリット表記-など項目ごとにチェックした。

 その結果、全機関でNISAは投資活動の開始を意味し、「購入商品で損失が出る恐れがある」との注意喚起はあった。一方で、「運用で損をした場合には非課税メリットが享受できない」「口座開設から商品購入にかかるコストの種類と総額がまとめて確認できない」などデメリット情報が、メリット情報と同様に理解できるような構成にはなっていなかった。

 同研究会代表の奥原早苗さんは「HPは投資について理解していることが前提で作られ、投資経験のない消費者が『投資活動を始める前に注意が必要なこと』に気づく視点はほとんど見受けられなかった。メリット情報に偏りがちで、デメリット情報は、たとえあっても文字が小さく、分かりにくい場所にある」などと指摘する。

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