さすが「性的マイノリティー先進国」カナダの現実をこの目で見た:イザ!

2014.6.8 19:13

さすが「性的マイノリティー先進国」カナダの現実をこの目で見た

 「世界で最もLGBT(性的マイノリティー)が住みやすい国」といわれるカナダ。LGBTの国際的なイベントが開かれ、理解を深める取り組みは日常的に行われている。

【LGBT市場を掘り起こせ 番外編】

 性的マイノリティーを指すLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の国際的な祭典「ワールド・プライド」がカナダのトロントで6月20日~29日に開かれる。2000年のローマを皮切りに06年エルサレム、12年ロンドンと開催され今回が4回目。カナダは同性婚が法的に可能で「世界でLGBTが最も住みやすい国」ともいわれる。期間中は各種イベントが開かれ、世界中から観光客が集まる。祭典の準備が進む5月に訪ねた現地では「さすがLGBT先進国」と思わせる世界が広がっていた。(藤沢志穂子)

◆ごく普通の「性教育」

 トロント郊外の大学。教室には女性器と男性器の模型に女性用と男性用のコンドーム。「つけてみよう」と講師が呼びかけ、生徒が応じる。男性器用は手慣れたものだが、女性器用はそう普及していないためか、「どうやってつけるの?」と戸惑う。トロント市が運営する入学予定の高校生を対象にした性教育のワークショップのひとコマだ。

 対象はLGBTとカミングアウトしたか、関心のある生徒。自らもゲイである講師が「愛とは、セックスとは」といった問いかけをしながら進む。20人ほどの参加者は、特に恥ずかしがる様子もなくワークショップは淡々と進む。資料として、レズビアンとゲイのアジア系カップルの悩みをマンガで描いたパンフレットを配布、性病をどう防ぐか、職場などでの人間関係ほか、悩みごとの相談先について記載されている。帰りがけにはコンドームを配布。講師は「女性用は高価なので男性用だけ」と語る。

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