月次契約数発表中止の裏に「iPhone6」の存在:イザ!

2014.5.6 20:07

月次契約数発表中止の裏に「iPhone6」の存在

 携帯電話大手3社が契約数の月次発表を3月で中止した。その裏には、米アップルが今秋にも発売するとみられている「iPhone(アイフォーン)6」(仮称)の存在があると、業界で取沙汰されている。

 3社が月次発表を中止することになったのは、電気通信事業者協会でソフトバンクが「契約数の発表をやめたい」と言い出したのがきっかけ。最終的には、総務省の四半期ごとの集計に歩調を合わせて四半期決算発表の際に公表することになったが、ソフトバンク担当者は当初、データ非公表を主張したという。

 毎月の純増数でトップを多く獲得し、3社のなかで最もシェアを伸ばしているソフトバンクが、なぜ販促にも役立つ契約数公表を渋ったのか。ある調査会社は「今秋のiPhone6発売に備えた戦略の可能性が高い」と指摘する。

 これまでに比べて販売が不振といわれる現行の「iPhone5s/5c」だが、そのせいか、市場には「5」や「4S」、さらにその前の「4」の利用者もかなり多い。

 KDDIは2011年10月に4Sを発売したが、当時はiPhone販売で実績のあるソフトバンクが圧倒的に強かった。「4Sと5の現在のシェアは7対3でソフトバンクが多いのではないか」(KDDI)とみている。

 スマートフォン(高機能携帯電話)の売れ行きが鈍化するなか、6が発売されたら、ソフトバンクが大量に抱える5、4S、4の既存iPhoneユーザーが有望購買層となるのが確実。しかし、現在、iPhoneはNTTドコモを含む3社が販売しており、もはやソフトバンクは先行のうまみを享受することはできない。

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