【ビジネスの裏側】「自動ブレーキ型」の新入社員 安心感はあるが…どこか馬力不足

 今春も多くの企業で、新入社員が期待と不安で胸をいっぱいにしながら社会人としてのスタートを切った。日本生産性本部が発表した平成26年度の新入社員の特徴は自動車に例え、「何事も安全運転の自動ブレーキ型」。頭の回転は速いが、困難な壁にぶつかる前に未然に回避する傾向があることから名付けたといい、どんな環境でも的確に走行(業務遂行)できるような育成が求められそうだ。

 ■安定感あるも馬力不足?の新入社員

 日本生産性本部は毎年、新入社員の特徴を企業の採用担当者や就労支援の専門家らで構成する「職業のあり方研究会」で議論し、物事に例えてまとめている。26年度入社組の特徴として、知識が豊富で情報収集能力にもたけ、就職活動も手堅く進めたが、そこそこの内定を得ると壁にぶつかる前に活動を終了した-と分析。何事も安全運転の傾向があり、採用企業側から「人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足」との声もあるとした。

 パワーを誇ったスポーツカーがもてはやされた時代から一転、近年主流のエコカーをほうふつさせるため、リスクを避ける安全運転もいいが、前向きに挑戦して失敗する中から学ぶ経験もしてほしい-と同本部は訴える。

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