「株主還元額」4年連続で拡大 配当総額は過去最高:イザ!

2014.4.5 21:12

「株主還元額」4年連続で拡大 配当総額は過去最高

 企業が株式市場から自社の株を買い、1株当たりの価値を高める自社株買いの実施額と配当額を加えた「株主還元額」が、平成25年度は前年度比18%増の10・3兆円と4年連続で拡大したことが、野村証券の調べで分かった。20年度(10・3兆円)以来、5年ぶりの高水準。景気回復を背景に企業が株主還元の姿勢を強めていることが浮き彫りとなった。

 野村証券によると、自社株買いの実施額は13%増の1・9兆円。財務省による政府保有株の売却に対応したNTTが実施した約4千億円が最高額だった。このほか、りそなホールディングスや任天堂、キヤノンなども1000億円以上の自社株買いを実施している。

 配当総額は19%増の8・4兆円となり、初めて8兆円台を突破し過去最高を記録。還元額全体では5年ぶりに10兆円を超えた。

 26年度に関しては、野村証券は配当額が前年度比9%増の9・2兆円、自社株買いが15%増の2・2兆円と予想し、株主還元額全体では10%増の11・4兆円を見込んでいる。

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