「ブルートレイン廃止」は時代の流れか 鉄道ファンの石破氏が異議あり:イザ!

2014.1.3 10:22

「ブルートレイン廃止」は時代の流れか 鉄道ファンの石破氏が異議あり

 今春、JRの寝台特急「あけぼの」が廃止され、ブルートレインは「北斗星」を残すのみとなった。ブルトレ全廃への流れに対し、鉄道ファンのあの方が異論を唱えた。

 JR各社の春のダイヤ改正により、寝台特急「あけぼの」(上野~青森)が3月で定期運行終了となる。上野と札幌を結ぶ「北斗星」も平成28年春までには廃止される見通しで、半世紀以上にわたって親しまれた青い車体の寝台列車(ブルートレイン)は全廃されることになりそうだ。これも時代の流れでやむを得ないのか。国鉄・JRで勤務経験がある青山学院大大学院の福井義高教授と、鉄道ファンとして知られる自民党の石破茂幹事長に見解を聞いた。(溝上健良)

福井義高氏「既に使命を終えている」

 --「あけぼの」の廃止が決まった

 「当然だ、という感想しかない。よく今まで維持してきたと思う。ブルートレインは速さでは飛行機に勝てず、高速バスよりも料金は高いのにかかる時間は同じ。今では飛行機も大衆の乗り物になってきており、空と道路との挟撃で夜行列車が残る余地はない」

 --「北斗星」「カシオペア」(いずれも上野~札幌)も廃止が近そうだ

 「もともと北斗星は『旅のプロセスを楽しんでもらおう』との発想で、従来の列車よりも豪華にしている。豪華列車の可能性はあったと思うが、新幹線の函館延伸で青函トンネルが使えなくなるのが廃止の大きな要因だ。カシオペアは北斗星よりもさらに豪華な列車としてつくられたが、トンネルが使えなくなれば北斗星と同じで北海道行きの夜行列車は成立しなくなる」

 --JR貨物は新幹線開業後もトンネルを走れる機関車を開発中だが、それを利用するわけにはいかないのか

 「そもそも青函トンネルに貨物列車を走らせるべきなのかと思う。カシオペアにしても宣伝で走らせている面が大きいのではないか。料金を3倍にしても定員が3分の1になれば収入は変わらず、JR九州が走らせている豪華列車でも本当に採算がとれているのか疑問だ。北海道への夜行列車は、どうしても走らせるべき意義のあるものではない。意義があるのなら、コストをかければ存続は可能なはずだ」

関連まとめ

関連ニュース