【甘口辛口】感動的だったキタサンの有馬V…世相を映す鏡のようなフィナーレ

 ■12月29日 なじみのバーのマスターが「いいレースでしたね」と話しかけてきた。中央競馬の大一番、有馬記念のことだ。確かに、ラストランを迎えた1番人気のキタサンブラックが制した一戦は、その後行われたお別れセレモニーを含めて感動的だった。

 セレモニーでは歌手の北島三郎オーナーが登場して『まつり』を熱唱。中山競馬場に残った5万人(全来場者の約半数!)にとって、うれしいクリスマスイブのプレゼントとなった。小欄も立ち会ったが、競馬場がキタサンブラックへの愛情に満ち、心が温かくなった。

 「今年の漢字」が「北」になった理由のひとつであるキタサンブラックは、ファンの希望を「忖度(そんたく)」するように、国民栄誉賞が内定している羽生善治、井山裕太両棋士と同じ「7冠」を達成。武豊騎手とサブちゃんによる「インスタ映え」する表彰式が実現した今年の有馬記念は、まさに世相を映す鏡となった。

 理想的なフィナーレに日本中央競馬会も大喜びだろう。中央競馬は昨日で今年の全日程が終了。前年より売り上げが伸びたのは、GIレースが2つ増えたことに加え、キタサンブラック人気もあったはずだ。

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