【甘口辛口】一門離脱で無所属の錣山親方ら…大相撲の一門制崩壊の序曲か

 ■12月28日 これは、ひょっとしたら江戸時代から連綿と続いた大相撲の一門制崩壊の序曲なのかもしれない。弟子の阿炎(あび)の新入幕会見に同席した錣山(しころやま)親方(元関脇寺尾)の話から、ふと思った。親方は湊親方(元幕内湊富士)、立田川親方(元小結豊真将)と3人で時津風一門離脱を表明していた。

 他一門への移籍でなく、どの一門にも属さぬ無所属になったわけで、これまでなら本音はなかなか聞かれないような行動だ。しかし、錣山親方は「自由に意見を言える立場に行きたいなと思っていた。ルールの中で協会がよくなるような意見を言っていきたい」と、はっきり意思表示した。

 イケメンで筋肉質の体形。現役時代は女性ファンに絶大な人気があった。理事選挙を控え憶測を呼びやすい時期でもあったが、一門離脱の後ろめたさなどは無縁の爽やかな会見だった。前回までの理事選では渦中の貴乃花親方を支持したとされるが、「何か隠しているわけでないし、どこかと密約しているわけではない」とも言った。

 弟子の貴景勝の新小結昇進という、おめでたい会見にさえ現れなかった貴乃花親方とは対照的だった。ニュース性が大きくメディアが殺到する人物は、はっきりと言うべきことは言って世間を納得させる、それなりの「説明責任」を必要とすることを錣山親方が改めて示した感じだ。

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