【甘口辛口】天が大谷に与えたのは二刀流の才だけでなくユーモアのセンスも…米国を「Nitoryu」で席巻して

 ■12月12日 投げてよし打ってよしはもちろん、背が高く笑顔が爽やか…。天は大谷翔平に何物与えたかと思っていたらもう一つ、話してもよしだ。エンゼルス入りした大谷の入団会見でのスピーチはなかなかの内容だった。欲をいえばメジャーが子供の頃からの夢なら「マイネーム…」だけでなく、英語で地元ファンにもっと語りかけたら最高だった。

 それはともかく、「間違いなく彼を二刀流として起用する計画だ」と迎え入れたエンゼルスのソーシア監督も明言した。先発投手5人がメジャーの基本だが、エンゼルスは先発を6人にして大谷には中5日以上の登板間隔を与え、その間はDHや代打で2~3試合出場を考えているという。

 さぞかし金もうなるほど…と思いきや、25歳未満のドラフト対象外では大幅な制限がある。契約金は上限で231万5000ドル(約2億6000万円)。年俸はメジャーの最低年俸54万5000ドル(約6200万円)で、日本ハム時代の推定2億7000万円からダウンするのが門外漢としては気がかりではある。

 「契約金に関してメジャーはすべてオープンで裏の金には選手会もうるさい。マネーゲームに乗らないクリーンな契約」と関係者。もともと高校からマイナー契約で目指そうとしたメジャー。金は実働3年になればいくらでも稼げる。金より野球選手としての自分自身の道を突き進んでいる感じだ。

 ソーシア監督は会見で二刀流を「Two-Way Player」と表現したが、そのまんまで味も素っ気もない。1918年のベーブ・ルース以来絶えて久しい2桁勝利、2桁本塁打を目指し米国でも「Nitoryu」の呼び方を定着させてもらいたい。 (今村忠)

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