【甘口辛口】冬巡業を休場しながら診断書なし…貴ノ岩の無断欠勤で師匠・貴乃花にもペナルティーを

 ■12月6日 サラリーマンが丸3日も「無断欠勤」したとなれば、「もうクビだ!」と上司の怒りは頂点に達するだろう。中には「無断欠勤は1日でも許さない」という厳しい会社もあるらしいが、多くの会社は「正当な理由なく無断欠勤し、出勤の督促にも応じない」場合は法律の関係で「14日以上で懲戒解雇」としているそうだ。

 3日に始まった大相撲の冬巡業では、日馬富士に暴行された貴ノ岩は休場しながら「診断書」の提出がない。サラリーマンと違って、いないことで職場に迷惑をかけることはないが、巡業は力士として参加する義務があり休場する場合は本場所同様、診断書の提出が慣例になっている。出なければ無断欠勤にあたる。

 巡業の責任者でもある春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「こんな例はない」と困惑しているという。貴ノ岩側からは未提出の理由を明らかにしていない。師匠貴乃花親方(元横綱)によると貴ノ岩は協会の聴取にも応じられないほど体調が悪いそうだが、病院に行っていれば診断書は出るだろう。

 事件発覚後、貴ノ岩は公の場に一度も姿を見せていない。初場所の十両落ちは必至で稽古再開へのタイムリミットも近いのに音沙汰なし。師匠の言いなりなのか、本人の意思なのかはうかがい知れないが、これでは被害者でありながら時がたてばたつほど顔を出しにくくなる一方だろう。

 3日に始まった冬巡業は17日までで14日以上。サラリーマンなら解雇無効を訴えても裁判では勝てない日数になる。貴ノ岩の診断書は途中で出たとしても無断欠勤が公になった。この事実だけでも、貴乃花親方には師匠として何らかのペナルティーが科されて然るべきだろう。 (今村忠)

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