【甘口辛口】出雲制した東海大は今が“熟れごろ” それでもわが道を行く青学大・原監督

■10月11日

 もう駅伝のシーズンか、と季節の移ろいに浸ったのもつかの間だった。9日の出雲全日本大学駅伝は体感温度が30度を超える暑さに見舞われ、いきなり1区で岐阜経大の選手が熱中症からかけいれんを起こして倒れ棄権した。目を覆うようなシーンに、温暖化が進んで10月上旬の駅伝開催は早すぎるのかとよけいな心配をしたほどだ。

 そんな厳しい条件下で優勝したのは昨年度の大学駅伝3冠王青学大ではなかった。6区間で2年生5人の若いメンバーが期待通り走った東海大が2時間11分59秒で10年ぶり4度目の優勝。「駅伝なら青学」が続いた大学の地殻変動を思わせるレースでもあった。

 しかし、専門家から見ると当然の流れらしく前早大監督の渡辺康幸氏(住友電工監督)は「東海大時代は黄金ルーキーが集まった昨年から予想されていて驚きはない」という。長野・佐久長聖高監督から転じた両角速(もろずみ・はやし)監督は就任7年目。チームを軌道に乗せるまで5年かかるという駅伝では、そろそろ“熟れごろ”らしい。

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