【iRONNA発】「8月危機」北朝鮮ICBM、技術流出の「黒幕」は中国だった? 鍛冶俊樹氏

 北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が米領グアムへのミサイル発射計画をぶち上げ、米朝間の緊張が再び高まっている。グアム攻撃は威嚇との見方が支配的だが、強硬姿勢を貫くトランプ米大統領との駆け引きは続く。朝鮮半島有事は起こり得るのか。「8月危機」の現実味やいかに。

 昨年から今年にかけて北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術は飛躍的に進展した。当然、技術の提供元があると考えられる。米国の研究者は「提供元はウクライナだ」と言い出したが、ウクライナは旧ソ連時代にICBMなどの兵器を製造し、ソ連軍に納品していた過去を持つ。

 ところが、ウクライナの民主化に伴い、ロシアに兵器を売れなくなった。ウクライナの主要産業である兵器技術が闇市場に流れ、最終的に北朝鮮の手に渡ったというのが米国の見立てである。

 米国の研究では北朝鮮のICBMのエンジンはウクライナで製造されたエンジンRD250系に類似するという。これだけ聞くとRD250系はあたかも最新の技術で製造されたエンジンのように思われようが、実は1970年代の旧式である。

 ◆液体燃料

 ただ、注目すべきは、北朝鮮のICBMが液体燃料を使用している点である。弾道弾の燃料には液体燃料と固体燃料の2種類があるが、液体燃料は保管が難しく、発射前に数時間かけて注入しなければならない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ