女船頭さんの漕ぐサッパ舟で水路散歩 千葉・香取市の水郷佐原あやめパーク 風物詩の嫁入り風景も

【大人の遠足】

 「サッパ舟」と呼ばれる、手漕ぎの船に揺られながらのんびり水路をめぐる。女船頭さんの巧みなさおさばきで岸にぶつかることなく心地よく進んでいくと、水面に浮かぶ孤島「結の島」に行き着く。「毎年、あそこで結婚式が行われるんですよ」。船頭の小林眞弓さん(24)がそう説明してくれた。

 千葉県香取市にある水郷佐原あやめパーク。昭和44年に開園した観光施設、「水郷佐原水生植物園」が原型で、平成23年の東日本大震災で周辺地域が液状化などの大きな被害に見舞われ、同園も営業を継続しながら、約5年にわたり改修。今年、名称も新たにリニューアルオープンした。

 園内中に植えられたアヤメやハナショウブが有名で、5月下旬から6月下旬にかけて行われる「水郷佐原あやめ祭り」の時期には400品種150万本のハナショウブが咲き乱れる。

 その時期の風物詩が、「結の島」で行われる伝統の結婚行事「嫁入り舟」だ。周辺の水郷地帯で昭和40年代までみられたサッパ舟による花嫁のこし入れを再現するもので、香取神宮の神職を招き船頭さんの漕ぐ船で夫婦が水路をめぐる。古き良き挙式風景が毎年大人気で応募が殺到するが、実現できるのは年に数組という。

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