【甘口辛口】返還待ちわびる元市民を傷つける「何だっけ」 「歯舞」読めない島尻北方相

■2月11日

 本日もお粗末な政治家のお噂で一席お付き合いを…。「はぼ、ええっと、何だっけ」と、島尻安伊子沖縄・北方担当相が北方領土の一つ歯舞(はぼまい)群島が読めず記者会見がストップしたそうだ。元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」が主催する「北方領土ネット検定」の紹介で、資料を読もうとして言葉を詰まらせた。

 歯舞、色丹(しこたん)、国後(くなしり)、択捉(えとろふ)…。北方四島の名前は漢字にすると難しいが、日本人なら常識として知っていなければならない。なのに、北方領土担当の大臣が読めずにそばにいた秘書官に教えられたとは驚き以外の何物でもない。

 一昨年、鹿児島県の川内(せんだい)原発が再稼働問題で揺れたとき、当時の経産大臣が再稼働の必要性を説明する際「かわうち原発」と言ってしまった。「ありえない言い間違え。まともに議論していなかった証拠」と批判が集中した。今回は選挙区沖縄のことで頭がいっぱいの島尻氏が北方領土には真剣に取り組んでいなかった、と指摘されても仕方ない。

 こうなると麻生太郎副総理が総理時代に連発した「未曾有=みぞうゆう」「頻繁=はんざつ」「踏襲=ふしゅう」などの読み違えは、まだかわいげがあった。クイズ番組なら「そんなのも読めないの」と笑わせて終わり。本人が多少恥をかくだけで、誰かが傷つくこともない。

 島尻氏は昨年11月、北海道根室市を訪れ対岸の歯舞群島を視察したが、何のための視察だったのか。「はぼ」まで出て「まい」と続かなかったのもフシギで、自分の恥は仕方ないにしても、返還を待ちわびる元島民を傷つける「何だっけ」ではなかったか。 (今村忠)

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