■7月25日
第97回全国高校野球選手権大会は24日、4つの地方大会で決勝が行われた。すでに青森は三沢商、宮城は仙台育英、沖縄は興南の出場が決まっており、これで7校が決定。いよいよ夏の甲子園(8月3日に組み合わせ抽選、6日開幕)が迫ってきた。今年は1915年に第1回全国中等学校優勝野球大会が開催されてから100周年だ。
伝統のある大会にケチをつける気はないが、夏を迎えると、いつも首をかしげる。今年は特に感じた。大阪大会の2回戦で優勝候補の大阪桐蔭と履正社が激突し、夏の大会連覇を目指す大阪桐蔭が快勝した。事実上の決勝ともいわれた試合で、両校の実力からすれば、このカードは甲子園の準々決勝以上で実現しても不思議ではない。
大阪大会は今年、加盟180校で争われている。全国でも南北に分かれる北海道、東西2校選出の東京を除き、神奈川、愛知、千葉、兵庫は参加校が160校を超える。逆に最も少ない鳥取を筆頭に福井、徳島、高知などが30校弱で、何回勝てば甲子園…という見方だけで言えば、あまりにも差があり過ぎだ。都会の子が甲子園を目指して地方に流出するのも仕方がない。
大阪では98年の第80回記念大会から、大会回数の下ひと桁が0の大会時のみ、北大阪大会と南大阪大会の2ブロックに分けている。境界線は大阪市、東大阪市を通る中央大通などだが、だからといって南北1校ずつが選ばれるわけではない。大阪桐蔭と履正社が初戦で激突したように、シード制もない。
国会議員の選挙における1票の格差が問題になった。区切りの100年を迎えたのだから、激戦区の緩和を考えてもいいのではないか。 (植村徹也)