【甘口辛口】祝日「山の日」はなぜ、この日なのか?政治家と官僚の思惑が一致したのでは:イザ!

2014.4.27 10:45

【甘口辛口】祝日「山の日」はなぜ、この日なのか?政治家と官僚の思惑が一致したのでは

 えっ、何それ、知らなかった-という人も多いに違いない。「山の日」なる祝日の誕生が決定的となった。大型連休がスタート、新緑のまぶしい行楽シーズン開幕に合わせたような国会の動きだ。小欄も休みが増えるのは喜ばしいと思う半面、フイを突かれたような気がしてならない。

 25日の衆院本会議で、8月11日を「山の日」と定める祝日法改正案が、自民、民主など与野党9党の賛成多数で可決。参院審議を経て、今国会中に成立する見通しだ。2016年からの施行で、国民の祝日は年間15日から16日に。8月に初めて祝日ができ、祝日がないのは6月だけとなる。

 改正案は「山の日」の意義について、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ともっともらしく明記。確かに富士山が世界文化遺産に登録され、登山ブームが来ているが余計なお世話と思う人も多かろう。もともと超党派の議員連盟が昨年4月から検討し、当初は8月12日を提案した。

 ところが、この日は日航ジャンボ機が群馬県の山に墜落した日とあって、遺族の心情に配慮して11日にしたという。「海の日」があるなら「山の日」も、という発想も根底にあったようだが、それにしてもなぜ、この日なのか首をひねる。日本維新の会の一部には「日本は祝日が多すぎる。祝日が増えれば国力が落ちる」と反対する声もある。

 最初の「山の日」は木曜日。なしくずしに土曜日13日からの盆休みにつなげ、地元の票田回りに奔走したい政治家と子供たちのように休みたい官僚の思惑が一致したのでは、とうがった見方もしてしまう。超党派で決めるなら、震災復興や拉致被害者救出など急ぐべき課題が山積しているはずだ。 (森岡真一郎)

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